会長挨拶

広島県北部地区柔道連盟 会長 宮田克也

新年あけましておめでとうございます。広島県北部地区柔道連盟の会長の宮田克也と申します。

まず始めに、2024年は元日より石川県能登半島地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、まだ余震が続く中ですが、被災された多くの皆様に心よりお見舞い申し上げます。

さて現在、柔道の競技人口減少化が全国的に叫ばれております。特に私ども広島県北部地区については顕著になっています。原因は様々であろうかと思います。

少子化、競技多種目化、指導者不足、そして少年期からの競争社会が原因ではないかといわれています。競争が柔道の本質を忘れ、弱者は排除され、我々の気付かないうちに底辺層が離れているものと思われます。

柔道とは礼法、忍耐力、思いやりのある心を育んでほしいという願いだと思います。決して柔道の競技力をつけるだけのものではありません。

すなわち「柔道を通して心身ともに鍛え、相手を敬い、感謝の心を学び、世の中の役に立つような人になってもらいたい」という柔道精神の実践です。

最近は北部地区から育った子供たちが高校全国大会、国民体育大会、学生柔道、講道館杯などいろんな場所で活躍してくれています。とても頼もしくうれしい限りです。北部地区で柔道している子供たちの励みになります。

結びに北部地区柔道連盟がより向上し、子供たちがより元気になるために当連盟が一致団結して精一杯最善を尽くしたいと思いますのでよろしくご協力のほどお願い申し上げます。